お店でSpotifyを流すのは違法!JASRACから請求や裁判になる可能性と店舗BGMの注意点
カフェや飲食店、美容室などで、Spotifyを使って音楽を流していませんか?
個人で音楽を楽しむときには便利なSpotifyですが、個人向けのSpotifyを、そのままお店のBGMとして使うことは認められていません。
Spotifyの公式ヘルプでも、バー、レストラン、店舗、サロンなどの事業所でSpotifyを公に再生することはできないと案内されています。これは無料プランだけでなく、有料のPremiumプランでも同じです。
「毎日少し流しているだけだから大丈夫」「お客さんに音楽を聴かせるために料金を取っているわけではないから問題ない」と考えている方もいるかもしれません。
しかし、お店で音楽を利用する場合は、個人向けサービスの利用規約だけでなく、著作権などの権利処理についても確認する必要があります。
今回は、Spotifyを店舗BGMとして使うことの問題点や、JASRACから使用料を請求されたり、裁判になったりした事例について紹介します。
Spotifyを店舗BGMとして使うのはなぜダメなの?
Spotifyは、個人が音楽を楽しむためのサービスです。
自宅で音楽を聴くために契約したアカウントを、そのまま飲食店や美容室などで使うことは、Spotifyの利用条件で認められていません。お店のBGMとして音楽を流す場合には、店舗での利用が認められたサービスを選ぶ必要があります。
ここで注意したいのは、Spotify Premiumに加入しているかどうかは関係ないという点です。
有料プランであっても、個人向けの契約が店舗での再生を許可するものに変わるわけではありません。
また、店舗で音楽を流す場合には、著作権の問題もあります。JASRACが管理する楽曲を店舗BGMとして利用する際には、原則として所定の利用手続きが必要です。
つまり、次の2点を分けて考える必要があります。
Spotifyの利用規約: 個人向けサービスを店舗で公に再生することは認められていない
音楽の著作権: 店舗で楽曲を利用するために、必要な許諾や手続きがあるか確認する必要がある
「Spotifyの料金を払っているから、お店で流しても大丈夫」というわけではないのです。
Spotifyを流し続けると、JASRACから訪問や請求を受けることはある?
店舗BGMの著作権について知っておきたいのが、JASRACの取り組みです。
JASRACは、管理する楽曲が店舗などで利用される際の手続きについて案内しています。必要な契約を結ばずに管理楽曲をBGMとして使い続けた場合、使用料の支払いを求められたり、状況によっては法的な対応につながったりする可能性があります。<Cite refs={["turn700442search0","turn700442search7"]}/>
ただし、Spotifyを使っている店舗がすべて訪問を受けるわけではありません。また、Spotifyの利用規約に違反していることと、JASRACが管理する楽曲の著作権侵害が成立することは、必ずしも同じではありません。
実際の対応は、店舗での利用状況や使用された楽曲、権利関係などによって異なります。
大切なのは、連絡が来てから対応するのではなく、最初から店舗利用が認められたBGMサービスを選ぶことです。
実際にあった!JASRACが店舗BGMをめぐって裁判を起こした事例
「音楽をお店で流しているだけで、裁判になることなんてあるの?」と思う方もいるかもしれません。
実際に、JASRACが店舗でのBGM利用をめぐって訴訟を起こし、裁判所が請求を認めた事例があります。
事例:札幌市の理容店でBGMの無許諾利用が争われた裁判
JASRACが公表した2018年の発表によると、北海道札幌市の理容店「エルフィーナ」の経営者に対して、JASRACが訴訟を起こしました。
この事案では、2014年ごろから店舗でJASRAC管理楽曲をBGMとして継続的に利用していたことが問題となりました。
JASRACは、店舗での楽曲利用の差し止めと、著作権侵害による損害賠償を請求。2018年3月19日、札幌地方裁判所はJASRACの請求を全面的に認め、無許諾で利用していた期間について、3万1,000円を超える損害賠償を認めました。
この事例で重要なのは、店舗でBGMを流す行為であっても、必要な許諾を得ずに継続して利用した場合、裁判で損害賠償を請求されることがあるという点です。
もちろん、この裁判はSpotifyの利用そのものを争ったものではありません。しかし、店舗でのBGM利用について必要な権利処理を怠ると、法的な問題に発展する可能性があることを示す事例です。
裁判になった場合、どんなリスクがある?
無許諾での音楽利用が問題となった場合、状況によっては次のような対応につながる可能性があります。
店舗での楽曲利用の停止を求められる
過去の利用について損害賠償を請求される
訴訟に発展し、裁判所の判断を受ける
ただし、必ずこのすべてが発生するわけではありません。請求内容や金額は、利用状況や対象となる権利などによって異なります。
「少し流しているだけだから」「今まで何も言われなかったから」と考えて放置せず、店舗での利用が認められているか確認することが大切です。
Spotifyの代わりに店舗向けBGMサービスを利用しよう
では、お店ではどのような方法で音楽を流せばよいのでしょうか。
選択肢のひとつが、店舗や施設でのBGM利用を想定した専用サービスです。
店舗向けのBGMサービスには、さまざまなジャンルの音楽をチャンネル単位で流せるものがあります。お店の雰囲気に合わせて音楽を選びやすく、個人向けの音楽配信サービスを店舗で流す場合の利用条件を気にせず、適切な契約のもとで運用できます。
ただし、店舗向けと案内されているサービスでも、契約内容や利用範囲は確認しましょう。BGMの著作権使用料をサービス提供事業者が負担する仕組みかどうかも、確認しておきたいポイントです。
らくネットなら店舗BGMを低コストで導入できる
店舗向けBGMサービスの「らくネット」なら、ジャズやボサノバ、ポップス、ソウル、R&B、Lo-fi Beatsなど、さまざまなジャンルからお店に合うBGMを選べます。
カフェや飲食店、美容室、アパレルショップなど、店舗の雰囲気に合わせた音楽を流したい場合にも便利です。
さらに、らくネットは**年払いなら月額換算790円から(税別)**利用でき、初期費用もかかりません。
店舗BGMは毎日使うものだからこそ、音楽のジャンルだけでなく、導入費用や利用条件も含めて選ぶことが大切です。
Spotifyを店舗で流すことを考えているなら、個人向けサービスをそのまま利用するのではなく、最初から店舗向けのBGMサービスを検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ:Spotifyをお店で流す前に、店舗BGMの利用条件を確認しよう
Spotifyは便利な音楽配信サービスですが、個人向けのアカウントを店舗BGMとして使うことは認められていません。
また、JASRACが管理する楽曲を必要な許諾なく店舗で利用した場合、実際に損害賠償が認められた裁判例もあります。
店舗BGMは、単に音楽を再生できればよいというものではありません。利用規約と著作権の両方を確認し、店舗での利用が認められた方法を選ぶことが重要です。
お店で安心して音楽を流したいなら、個人向けのSpotifyをそのまま使うのではなく、店舗利用を想定したBGMサービスを選びましょう。
らくネットのような店舗向けBGMサービスを活用すれば、費用を抑えながら、お店の雰囲気に合った音楽を取り入れることができます。




